【小国町 田の原温泉 流憩園】特殊伐採工
皆さん、こんにちは!
山猿スタッフ田嶋です。
阿蘇郡小国町の旅館、流憩園(りゅうけいえん)様にて大きくなりすぎた
アラカシの枝下ろし、サクラ、タラヨウ、サクラ、キササギの特殊伐採をご依頼頂きましたので、
その様子をご紹介させて頂きます。
まずは露天風呂に覆いかぶさるように生えている桜の伐採と
アラカシの枝下ろし。
万が一、枯れ枝や折れ枝が落下してしまうことを想定して
安全管理のためオーナー様よりご依頼いただきました。
アラカシは常緑樹のため冬でも葉が散りません。
今回の枝おろしで採光も兼ねています。
屋根まで枝が被さっていたので、
ロープで枝や幹を吊り上げ、温泉や屋根に枝を落とさないよう作業を進めました。
伐採、枝下ろし完了後、青空が見えるくらい開放的になった露天風呂。
「綺麗になったね~あんなに被さっていたのに温泉に枝を落とさず切るとは..恐れ入りました!」
とオーナーK様も驚いておられました(^.^)
(アラカシの枝下ろし作業中)
次に流憩園オーナーK様邸。
住宅裏手の法面に生えている桜、多羅葉(タラヨウ)、木大角豆(キササゲ)の伐採。(こちらも3本とも大きく住宅の屋根に被さっていました)
1本目はサクラから。
サクラの後ろは竹林で光が入らないため日光が差し込む住宅側へ成長してしまったようです。
屋根に被さり、真下には落とせないため”スピードライン”という手法を使い、切断した枝や幹を真下ではなく横に移動させながら集材、伐採を行いました。
以前書かせて頂きました記事の中で”スピードライン”について解説したものがあります。
合わせてご覧ください。
記事はコチラをクリック
サクラの伐採が終わり、残りはタラヨウとキササゲの伐採。
キササゲは枯れが進行し、作業中に途中から折れてしまう危険性がありました。
先にタラヨウの枝を落として真っすぐな棒の状態にしてしまい、木の一番高い位置に作業員がぶら下がるためのロープの支点を構築。
次にキササゲをロープで吊り上げるための支点を作業員がぶら下がる支点の下に作り、倒木防止のためのロープをキササゲに張って、安全に伐採作業を行えるようにしました。
(どの位置に支点があるかイラストにしてみました。絵心がありませんがご容赦下さい(^-^;))
慎重にキササゲの吊り切りを終え、棒の状態にしたタラヨウの伐採に取り掛かります。
ロープで吊った幹が振れても屋根と接触しない高さまで吊り切りを行い、そのあとは幹を薄くスライスした幹を真下に落としていきます。
そのまま落としてしまうと転がってしまうので単管パイプとコンパネを使い、幹が住宅側に転がっていかないように壁を設置しました。
タラヨウとキササゲの吊り切りを行った枝や幹は、
エンジンウィンチという機械を使用して斜面の上へ集材しました。
集材の様子(動画)をコチラにアップしておりますので是非ご覧ください(^^)/
(幹を薄くスライスしている様子)
(落とした幹が住宅側に転がるのを防ぐための壁)
(住宅側から見た壁)
運搬車も入らないため初めのうちは手作業で集材していたのですが、
代表山本が新たな運搬方法を考案。
二連梯子の上に幹を置き、滑らせる。
というだけなんですが力をほとんど使うことなく集材する事が出来、驚きました(・□・;)
運搬の様子を動画でFacebookページにアップしています。
動画はコチラをクリック!
(二連梯子を使用した運搬方法を試す前の手運搬の様子)
無事に全ての作業を終えてオーナーK様と奥様から
「いつも敷地内の木は自分で剪定や伐採をするんだけど、ここまで大きくて傾いてると危なくてとてもじゃないが手に負えなかったよ。本当にありがとう。」K様
「見ていて気持ちが良いくらい手際が良かった!まだ敷地内で伐採しないといけない所があるから次もよろしく頼みますね。」奥様
と大変喜んで頂きました(^-^)
ご依頼頂きました流憩園様の温泉、
趣ある緑の小路を歩くと開放的な露天風呂があります。
私は毎日3回も入らせて頂きましたが、
川のせせらぎ、木々の葉擦れの音を聞きながら浸かる
源泉かけ流しの温泉は何度入っても新鮮で格別でした(#^^#)
宿泊はもちろん、日帰り入浴も出来ますので
阿蘇方面へレジャーやドライブに行かれる際は是非訪れてみてはいかがでしょうか?。
山猿ブログをご覧頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
弊社ではクレーンや重機が入らない場所や伐採木の近くに構造物がある場合でも、
ロープワークを駆使した特殊伐採で対応致しますので問題ありません。
”地元”熊本のみならず福岡、大分、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島でもお任せください!
大木に限らず小さな庭木一本からでも、承ります。
ご不明な点がありましたらメール、お電話にてご相談ください。
お問い合わせ先
電話番号 096-223-5069
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
山猿スタッフ 田嶋達彦
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